日本三大聖天の1つ、待乳山聖天に行ってきました。
先週末に浅草にある待乳山聖天(まつちやましょうでん)に行ってきました。
ここは、けっこう密教の雰囲気が濃いのと神仏習合って感じで、神道も仏教もヒンドゥー教的要素もいろいろ混ざっていました。
そういうの好きな人もいるかもと思ったので、記事にすることにしました。
写真見るだけで、わかる人もいるかもしれませんが、一般的なお寺と神社とは違う独特な雰囲気でした。
神社っぽさもあるし、お寺っぽさもあるし、密教っぽい雰囲気もあるといった混沌とした感じでした。
面白かったのが、境内に入ると大根が事務所で売られていて、大量に本堂にお供えされていました。
大根を供えるというのはあまり見かけないので調べたところ、聖天と呼ばれる神様の好物だそうです。
聖天というのは聖天さまだったり、歓喜天だったり、大聖歓喜大自在天と呼ばれています。
もともと、ヒンドゥー教の神様である象の頭を持つガネーシャが由来になっているので、聖天さまも頭が象になっています。(ただ、ここでは秘仏なので姿はみられません。)
そして、ガネーシャ自体が富の神様なので、聖天信仰は商売繁盛の効果があるといわれます。
また、大根は男根を意味しているとされ、子孫繁栄や夫婦和合、無病息災といったご利益もあります。
一言でいうと、人間関係やビジネス、健康に効果のあるリッチな神様です。
ここは日本三大聖天の1つでもあるので、期待できそうです。
古くは、天皇家、徳川家康、豊臣秀吉、江戸時代の豪商 紀伊国屋門左衛門、松下幸之助、三井財閥、住友財閥といった人たちから聖天さまは、信仰されています。
待乳山聖天は、演歌歌手の北島三郎さんや歌舞伎役者の故 中村勘三郎さんが信仰してきました。
知る人ぞ知る場所みたいです。
ちなみに、こちらでは浴油祈祷という祈祷も行っています。
聖天さまを供養する密教の修法の中でも最も神秘の法とされていて、一週間行われるものです。
意味としては、煩悩の垢を常に清浄な油で流していき、本来持つ能力を発揮してもらうというものです。
ホームページで説明を見た時に、面白そうだったので、次回訪れた時に申し込むことにしました。
何か成果を出したり、ご利益を得るにも仏教の教えにある空観が大事ですよ、と教えられてる感じがしました。
とはいえ、祈祷を申し込みたいってこと自体、煩悩ですが (笑)
あと、他の日本三大聖天も調べてみたところ、生駒聖天も写真の雰囲気だけですが、なんか密教の雰囲気が濃そうでした。
奈良県で遠方なので、いろいろ落ち着いたタイミングで行ってみようと思います。
今回は、関西、関東の聖天を紹介しました。
興味ある方は、それぞれ近い方の場所に行ってみるのもいいかもしれません。
今回紹介した場所↓
では、また(^^)/