リラックスについて追加説明
前回、社会と自分とのズレから逃れる自由への第1歩としてリラックスを身につけましょう、という話をしました。
とはいうものの、リラックスしたって、何がしかの結果を出して、「現実」を変えないと意味ないじゃんと思う人もなかにはいるかもしれません。
身体と気の使い方を学び始めた最初のころ、僕はそういう考えを持っていました。
ということで、今回はそれについて追加で説明していきます。
こうした考えに関していえることは、「焦る必要はない」ということです。
理由は、2つあります。
①「焦る」と問題から抜け出せないから。
② 長期的な視点を持っていた方が、よりよい選択につながるからです。
①の方は、「結果出さないと!」だったり、「『現実』を変えないと!」という考え方は心や思考の「焦り」につながりやすいです。
「焦り」は、「不安」や「恐怖」と同様、心が不安定な状況です。
前回もお話ししましたが、ビジネスでも恋愛でも心が不安定なほど、冷静な時にはしない短絡的な判断をしがちです。
それは、自分が抱える問題から抜け出せない状況を生み出します。
②の方は、将棋やソシャゲなど勝負事についてにも言えることですが、勝つ人は、相手よりも多く遠くの未来を冷静にみています。
将棋だったら、相手の思考よりも何手も先を予想する棋士の方が勝ちます。
サッカーなら自分の周りだけでなく、フィールド全体の選手の動きを見た上で、それぞれの選手がどう動くのかを予測して、パスを廻したり、シュートを決めにいける選手の方が勝てます。
サッカーとかは、瞬時に判断しないといけない場面が多いですが、焦りはミスにつながるので、長期的な視点をもって一瞬で判断する点で冷静さが必要でリラックスの感覚は必要です。
正直な話をすると、「結果」なんて誰にもわかりません。
それは、スポーツもそうだし、人生だって先のことは不確実です。
不確実ななか、何らかの判断をする際、焦っているより冷静である方が「勝率」は高いです。
冷静でいるには、リラックスの感覚を身につけている必要があります。
僕自身は、大事な場面での判断の際は、リラックスに立ち戻ることができたからこそ、よりよい選択ができたと思うし、面白い世界を経験できている実感があります。
それは、僕だけでなく冷静さやリラックスしている人の方が、「勝率」高めな感じがします。
スポーツ選手だったり、経営者など、いろんな人を観察してみるといいです。
焦っている人とリラックスが身についている人、どっちの方が「勝率」高めでしょうか?